友好都市:中国厦門市より

ニイハオ!!\(^0^)/


このページでは宜野湾市海外留学生派遣事業により、海外友好姉妹都市である中国福建省厦門市の鷺江大学へ1年間の留学生活を行っている留学生の留学滞在記を掲載しております。


平成16年度市海外留学生
氏名:小谷 良太
留学先:中国厦門市立鷺江大学
留学期間:H16,9~H17,8      





 厦門滞在記~1~

中国福建省厦門市、私は、今年の9月からこの厦門に留学中で、すでに3ヶ月以上が経過しました。私の留学は宜野湾市の留学生派遣制度によるもので、その期間は1年間。もう留学の1/4以上が経過したことになります。この1年間の厦門での生活や、また、中国国内の旅行などを通して、発見した面白い出来事、ものや場所、考えたことなどを「厦門滞在記」として綴っていく予定です。第一回目の今回は留学の経緯と簡単に厦門を紹介したいと思います。

~留学のきっかけ~
この留学生派遣制度は市民からの一般公募で、私がそれに応募しようとしたきっかけは単純で、「沖縄以外の地域に住み、その地域の生活や文化に直接触れてみたい」と思ったからにほかなりません。私がなぜそのように異文化との交流を求めるようになったかというと、おそらく大学で建築を専攻したためでしょう。大学では講義を通して世界の建築、その建築がつくりだす風景を文字から学び、写真によってそれを確認してきたという感じです。また、その建築や風景はその地域の気候や歴史、文化などによって構成されていることも同様に本から学んできました。しかし、私自身、小中高大学とずっと沖縄で暮らし、異文化にはまったく触れたことがなく、ましてや「灯台下暗し」のように沖縄のことでさえあまり理解していなかったように思えます。そこで異文化をこの目で確かめるためにも、また、一度沖縄を離れて沖縄を再確認するためにも、他の地域に住みたいという願望を抱いてきました。それが念願かなって、今現在私は、中国福建省厦門市で留学生活を満喫中となったわけです。

~厦門の概況と雰囲気~

さて、厦門を簡単に紹介しますと、厦門は中国でも4つの経済特区の一つで、省による経済管理権限を与えられた中国有数の大都市です。厦門は中国語読みではシャーメン。アモイという発音は地元の方言の発音で、日本ではこの読み方で一般に知られています。厦門市の位置は台湾のほぼ真西に位置し、総面積は1565平方キロメートル。市は大陸部分といくつかの小島によって成り立っています。市の総人口は沖縄県とほぼ同数の約127万人、そのうち大陸から離れた厦門市最大の島、厦門島に人口の約40%がくらしています。一般に知られている厦門はこの厦門島のことを指しています。気候も沖縄とほとんど似ており、平均気温は21度。しかし、私の感じでは、夏は沖縄より湿気が多く、冬は沖縄より乾燥しているように感じます

 厦門市内の様子 厦門市海岸

そんな厦門は、古い街並みと現代の高層住宅が混在し、散策しても面白いユニークな都市と私は感じてます。特に古い街並みは何度散策しても、新しい発見があります。古い街並みは主に、島の南側に位置して、厦門でもっとも有名な通り、中山路と思明路と呼ばれる道が交差する付近を中心に広がっています。この通りの街並みは衣類や雑貨、飲食などの商業系店舗が主で、建物は1階部分が店舗、2階は住宅もしくは店舗や倉庫で、1階部分の店舗の前面は2階部分が突き出すことによってアーケードのようになっていて、独特の景観を見ることができます。このような外観を持つ建物は中国南東部に多く点在しているといわれ、騎楼と呼ばれているそうです。この2つのメインストリート(中山路と思明路)からはいくつもの路地が入り組んでいて、その路地の様子は、路地によって異なっていて、飲食系が多い通り、衣類系が多い通り、完全に市場になっている通り、昼間人通りはないが夜になると活発化する通りなど、一言では言い切れませんが、とにかく多種多様で、それぞれの通りにそれぞれの表情を持ち、その表情がまったく違うところが私の興味を掻き立てるところです。また、通りのいたるところに机と椅子が準備され、その上には中国福建省特有の茶具が用意されてます。大体は店の人らが店の前面に持ち出したもので、店内に客がいないときは店の前の歩道の一角で一服しているのが、この通りの日常の風景になっていて通りにゆったりした雰囲気を演出してくれてます。さらに、通りにはさまざまな露天商が出没して、何気ない通りにも花を添えています。そんな感じで、「今日はこの通りはゆったりした雰囲気だなぁ~、今日は露天商が多くてにぎわっているなぁ~」とか、通り一つ一つにも毎日の表情の変化を感じ取ることができます。とにかくこの古い街並みは表情豊かで、いつ来ても通りの表情が異なっているので、私のお気に入りの場所です。

一方、高層で比較的新しい建物はこの古い街並み付近にも存在していますが、多くは島の北側に広がっています。一見するとこの無機質で高層建築が林立する通りにも、以外に表情があることに驚かされます。完全なオフィスビル街になると話は別ですが、高層住宅地でも、その下の通りでは、居住者向けの商業店舗が何軒も並んで人が行き交い、歩道上では露天商にお茶の風景があるのが常です。それでもやはり、古い街ほどは表情豊かとはいえませんが・・・。この街の詳細な様子は次回から報告しようと考えてます。

 

≪言語に対する印象≫

 厦門に来てすでに3ヶ月以上が経過しましたが、感じたことは風景の違いだけではありません。「通りではいたるところでお茶を飲む風景を見ることができる」もそのひとつといえますが、文化や生活の違いについてもいろいろ感じるところがありました。特に言語には違和感を覚えます。中国人は黄色人種ですからもちろん私たち日本人と大差はないのですが、「見た目に大差がない彼らが、私たち日本人と異なった言葉を話す」これは非常に不思議です。日本語で声をかけると日本語で答えてくれそうな錯覚に陥りますが、もちろんそんなことはありません。また言葉だけでなく、この異なった言葉を操りながら、異なった行動をとる。そして、日々の暮らしぶりももちろん異なって、その上暮らしを取り巻く、建築物や風景も多少異なっていると、見た目がそっくりなだけに、ますます不思議に感じてきます。この「同じ顔をした人種が異なる風景で、違う言語を話し、日本人の習慣にはない行動をとる」これは来ばかりのときもそうでしたが、生活し始めて3ヶ月がたった今でももどかしさに似た違和感を覚える一方、さまざまな発見があります。この違和感による発見は見落とさないように、今後も報告する予定です。


 この「厦門滞在記」は私の留学期間中の来年8月まで、2ヶ月に1度ほど、今回を含めて5回を予定しています。第一回目の今回は、留学の経緯や簡単な厦門の紹介で、結構おおざっぱな印象を記しましたが、今後はいくつかのコラムに分け、厦門で体験したこと、また中国で体験したことなどもっと詳細に綴っていく予定です。


中国福建省厦門市 鷺江大学寮にて
2004.12 小谷良太

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更新日:平成26年2月20日