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ページタイル:  SACO合意から15年目を迎えて(市長コメント) 担当課:基地渉外課

SACO普天間飛行場全面返還合意発表から15年目をむかえて

(市長コメント)

 

 1996年4月12日に橋本総理大臣とモンデール駐日米国大使が「普天間飛行場は、今後5年ないし7年以内に全面返還する」と突然の共同発表したことは、宜野湾市民のみならず沖縄県民に大きな喜びと期待を抱かせた。しかし、県内への代替施設建設が条件とされたため、15年を迎える今日まで返還は実現されず墜落事故の危険性が放置され続けている。

 

 SACOにおける普天間飛行場全面返還の原点は、宜野湾市民が晒されている激しい爆音被害といつ墜落するかわからない危険性が同居した生活環境からの解放と沖縄県民の基地負担の軽減を図ることであった。しかし、返還合意以降も飛行訓練は増え続け、遂には2004年8月に沖縄国際大学への米軍大型ヘリ墜落炎上事故の大惨事が起こった。墜落事故後も、宜野湾市住宅地上空での深夜におよぶ頻繁な旋回飛行訓練は続いており、市民生活の限界を超えた爆音被害の状況が放置されていることは断じて許せるものではない。

 

 在日米軍再編協議による2006年5月の「再編実施のためのロードマップ」で沖縄からグアムへの8000名の海兵隊移転が合意されたが、普天間飛行場返還は辺野古沿岸への新たな代替基地建設を条件としたため、名護市地元を含めて県民の根強い県内移設反対運動が続けられてきた。

 

そのような中、昨年8月の衆議院総選挙による政権交代が実現し「沖縄県民の負担軽減の観点から、日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方について見直しの方向で臨む」と合意した民主党を中心とする三党連立政権が誕生した。新政権の鳩山首相は所信表明演説で在日米軍再編について、「沖縄の方々が背負ってこられた負担、苦しみや悲しみに十分に思いをいたし、地元の皆様の思いをしっかりと受け止めながら、真剣に取り組んでまいります」と明言し、辺野古移設を含む再編合意の見直しを進めている。

 

 沖縄県議会での全会一致の県内移設反対決議、現行計画案に反対する名護市長を誕生させた名護市民の民意、沖縄県市長会の県内移設反対決議、各市町村議会の決議など県内移設に反対する沖縄県民の総意はゆるぎないものとなった。  政府の進める沖縄県内への移設場所探しでは、到底沖縄県民の負担軽減に結びつかず、県民の思いに応えることにならない。このままでは、前政権同様に普天間飛行場の危険性を放置することになりかねない。

 本市は在日米軍再編に関する米国資料調査やグアム視察調査を通して、「グアム統合軍事開発計画」(2006年7月)や「国防総省グアム軍事計画報告書」(2008年9月)、昨年11月20日の「沖縄からグアムおよび北マリアナ・テニアンへの海兵隊移転の環境影響評価/海外環境影響評価書ドラフト」を入手し翻訳・公表してきた。これらの米側資料によると海兵隊の沖縄からグアムへの移転は、2002年から始まる地球規模の基地設置見直しによる海外基地の削減と西太平洋地域の米軍再配置に基づくもので、海兵隊についてもマリアナ(グアム)が沖縄より相応しいと評価されている。さらに、グアムへの海兵隊移転に60.9億ドルを日本政府が負担することで、グアムに移転する海兵隊が将来も引き続き日本の防衛と安全保障の役割を果たすとしている。

 

沖縄からグアムへの海兵隊移転計画は、地上戦闘部隊や迫撃砲部隊、補給部隊の実戦部隊もグアムに行くことが示されており、航空部隊としては回転翼機のオスプレイやヘリ部隊37機を含む67機の海兵隊航空機が移駐するとしている。一連の米国資料は、グアムへ移転するのは司令部機能だけではなく、普天間飛行場のヘリ部隊を含めて沖縄の戦闘部隊のほとんどがグアムに移転することから、新たな代替施設の建設は必要ないことは明らかである。

 

 以上のように普天間飛行場のヘリ部隊の多くがグアムへ移転することから、普天間飛行場の一日も早い危険性除去と移設問題の解決には、グアムへの移転が最善の道であり政府としてそのことを踏まえ対米交渉に臨んでいただきたい。

 

 来る4月25日には、「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し、国外・県外への移設を求める県民大会」が開催されるが、宜野湾市としても市内各種団体を網羅した市実行委員会を結成し、市民の生命・財産と平穏な市民生活を一日も早く取り戻すために、多くの市民へ大会の意義を訴えて参加を呼び掛け、県民大会の成功にむけて全力をあげて取り組んでまいりたい。

 

2010年4月12日

宜野湾市長 伊 波 洋 一

市長コメント SACO合意から15年目を迎えて(PDFファイル:18KB)

「普天間飛行場のグァム移転の可能性について」


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更新日:平成22年4月14日